カウンセリングの記録

JW3世として生まれ育ったわたしの心の治療過程を記したブログです

彼との話し合い

1回目のカウンセリングを受けたその夜、彼との話し合いが始まりました。

結果は暗澹たるものでした。

彼は、俺は自分が一番可愛いと言いました。

もう何も返す言葉はありませんでした。

二人で別れを決めました。

二人で泣きました。

しかし頭の中がパニックになってしまった私は、もう死んでしまおうという結論に達してしまったのです。

カウンセリングで過去の記憶が甦ったせいもあったのでしょうか。

誰にも愛されない、必要とされないことに傷付いてきた人生。

常に親を殺すか、自殺を夢見ていた子供時代。

いろいろなことがぐるぐると頭を駆け巡り、現在と過去が交差して、わたしはベランダに出て、柵を飛び越えようとしました。

でもできないのです。

怖くて。

私を羽交い締めにして抱きかかえて、部屋へと連れ戻した彼に、私は泣きじゃくりながら今までのこと、今もう希望が持てないこと、死にたいことを話しました。

彼は、俺がずっとそばにいると言いました。

しかし、私はそれが彼の本心ではないことを分かっていました。

彼の言葉は、目の前で死にかけている人を放っておけない優しさからくるだけなのだと。


結局、問題が解決しないまま話し合いはうやむやに幕を閉じました。

これではいけないと思うのに、弱さが邪魔をする歯痒さや、彼の優しさを感じた安堵感や、過去のフラッシュバックなど、さまざまな気持ちを抱えたまま、前日から眠っていなかったため、倒れるように少し眠りました。

やはり心はどん底でした。